この9月16、17、18日の3連休、台風が東海地方を通過するという事で直前までこの山登りに行くのを迷っていた私。
1日目と3日目は移動日なので、とりあえず、西穂へ行く2日目だけ晴れてくれたら、それだけでいいのになあ。
一時はやめようと思ったけど、諦められずついに決行。もし、当日台風が直撃してどうしても山に登れなかったら、近くのクマ牧場や
鍾乳洞、温泉に行く事にしよ!(寂しい…)と妥協案を考えつつ出発。
16日、15時頃までは何とか曇りで、このままもってくれ!と願ったけど、高山に近づくにつれ、豪雨になっていく…(T-T)
そしてその後濃霧にも見舞われ、恐る恐る山道を走りつつ、19時すぎやっとこの日の宿に到着。素朴だけど、おいしい宿の夜ご飯を
食べ、小雨の中、露天風呂に入り、その日は就寝。明日はクマ牧場やめて、白骨温泉に行こうかな…と早くも諦めモードになりながら
眠りにつきました。

朝5時頃目を覚ますと、バケツをひっくり返したような(表現古…)雨の音が!
今日は白骨温泉やな…と完全に登山は諦め、二度寝。7時ごろ再び起きると…あれっ朝日が部屋の中に差している…!
これはもしかして行けるのでは?!天気予報を見ると微妙に台風の進路がそれていました!
急いで支度をし、宿のおばちゃんの「今日の天気、午前中は大丈夫やよ〜」という声に見送られながら、新穂高ロープウェー乗り場に
向かいました。
そしてチケット売り場のその日の展望状況が書いてあるボードを見ると『やや良』となっているではないですか!(≧∀≦)♪
おお!『良い』のかっ! これはもう行くしかない!という事で早速ロープウェーに乗り込みました。

西穂高口駅に着くと、多少雲がかかっているものの、穂高の山々が見えました。
登山届(初めて書いた!)を出し、独標に向けて出発。
山の中のなだらかな木道を歩いて行きます。暑くも寒くもなく、結構快適に進んでいたけど、
西穂山荘に近づくにつれ、急な登りになっていきました。
休憩をはさみながら、ゆっくり登っていきます。

出発から1時間程して西穂山荘に到着。
大きく、きれいな山荘です。
いつかここにも泊まりたいな〜。
天気が心配で先を急ぎます。

小さな山を超え、大きな岩が折り重ねっている所を抜けると、
暫らく気分のいい稜線歩きが続きます♪
大好きな上高地もあんなに小さく見える〜!
天気も何とかもってるし、来てよかったよ(≧▽≦)

ハイマツが茂る丸山にとりかかります。
10分程歩くと、ついに雨が…( ̄□ ̄;)
急いでレインコートを着ます。
ここで引き返すべきか…登山初心者の私はちょっと悩んだけど、
暫らく歩くと雨も止んだのでそのまま、登る事にしました。
辺りを見ると結構な勢いで雲が流れて行きます。
大丈夫かなあ…

左側(岐阜県側)を見ると断崖絶壁(?)が!
これは足を踏み外すと大変(>_<)
相変わらず雲は多いです。

前方にゴールらしき山頂、発見!
で、とっちが独標?(恥ずかしながらこの時は知らなかった…)
どっちにしろ、あの斜面じゃ這っていかなあかんな…。
私でもほんとに大丈夫?近くにいたおばさんと不安な気持ちをわかちあいます。
でも不安だけど、ちょっとわくわく♪

踏み外さないように一歩ずつ着実に登り、13時すぎ、
西穂独標到着!
その先にも行きたいけど、今日はここまで。
大きめのザックを背負っていた為、周りの登山者からは「どこにいくんですか?
西穂高ですか?ジャンダルムですか?」と何回も聞かれた私達…(^^ゞ
この先に行くのは数年先です・・・。

素敵な事に独標についてから、少しの間雲が切れ、視界が開けました♪
目の前に迫る穂高連邦についつい歓声とあげ、興奮気味な私(*^_^*)
独標にもっと居たかったけど、また天気が悪くなるといけないので、すぐ下山開始。
西穂山荘で休憩がてらホットカルピス飲んでいると雨が降り出してきました。
台風の接近で一時はどうなるかと思ったけど、無事に終える事ができた事に今日も感謝!
これからもっと経験を積んで、西穂高岳まで行きたいです。

↓ちょっと大げさな人が…

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2006年9月17日(日)

西穂独標 2701m  曇りのち晴れ

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