↑ 天生湿原

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2007年6月3日(日)

籾糠山 1744m   曇り時々晴れ

所属する登山サークルのHPで、籾糠山山行計画を見た時は、
聞いたことがない山で、もちろん見たこともないし、漢字もすぐ
読めないし(汗)、で、それ程期待せず、気軽に申し込んだのですが、
実際に登ってみると予想以上に素晴らしい山でした。

当日は朝7時20分に尾張一宮駅に集合、メンバーの車に乗り合わせて
籾糠山に向かいました。登山口までの道のりも山村の景色の良い道で
これから行く山への期待も膨らみます。途中、青空に映える雪がかった白山も
見る事ができ、とてもラッキーでした♪

登山口の天生峠駐車場に着くと、ほぼ満車状態でした。何とか1台分の
スペースを見つけ、駐車。準備をします。
そして10時過ぎ登山開始。よく晴れて結構暑かったでしたが、新緑がとても眩しく、
歩いていて気分がよかったです。また登山道もしっかり整備されていたので、
比較的楽に歩けました。
およそ30分で天生湿原に到着。標高はおよそ1400mです。

近くにはミズバショウの群生地や、カツラの大木があったりで退屈
する事がありません。とても目の保養になりました。
そこから少し歩くと道が3方向に分かれたカラ谷分岐です。
登山口でもらった地図に「ブナ林がすばらしい」と記載されていた一番右の道を
選んで歩きました。

← ↑ ミズバショウ

暫らくして、地図の案内通り、見事なブナ林が!
空気もおいしくて本当に癒されました♪ブナから元気をもらった後は急な登りです。
ゆっくり歩いて徐々に高度を上げて行きます。
(といっても大した距離ではありません…)

←カツラの大木

お昼前になると雲ってきて、また標高も高くなり涼しくなったので、
登るにはちょうどよい気温になってきました。そして最後の急登を越え、
12時半頃、籾糠山に到着しました。
頂上は結構狭く、そして登山者もたくさんいたので、場所を譲り合っての休憩です。
アルプスが見えたらいいなあと期待しましたが、雲で展望が悪く断念。

帰りは登りとは別ルートを行きます。籾糠山向かって一番左にあたる登山道、
木平湿原方面から帰りました。この道は一番距離が長く、下山しているにも関わらず
登りもあり(下山時の登りはきつい…)、そして登山道もほとんどいなかったので、
この道で大丈夫か?とちょっとだけ不安になったのですが、途中、木平湿原をはじめ、
リュウキンカやサンカヨウのお花畑、ダケカンバの大木があったりで、こちらの道も
飽きることなく歩く事ができました。

↑頂上からの展望

←リュウキンカ

↑イカの足みたいで不気味な木

↑木平湿原。曇りの為か寂しい雰囲気

15時20分に登山口に到着。帰る準備をして車を発進させた後、
パラパラと雨が…もう少し遅かったら、雨に濡れていました。
タイミングの良さにホッとしました。

今回は本当にたくさんのお花を見る事ができました。
いつもは花が咲いていても、見て終わりなのですが
今回はちょっとだけ名前を憶えてみました。
この山は紅葉の季節も素晴らしいそうなので
また機会があれば是非登ってみたいです。

←サンカヨウ

←キヌガサソウ

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