2日目 6:55 白根御池小屋 → 10:40 肩の小屋(休憩) → 12:10 北岳山頂(休憩) → 14:05 北岳山荘
北岳 3193m、間ノ岳 3189m
2008年10月9日(木)〜13日(祝)
2日目の朝は晴れ。
思ったより寒くなく、先々週の八ヶ岳の方が寒かった。
テントを出ると周りのテントはそのまんま残っているのに、登山者はいない…。
皆、テントを残して北岳をピストンするらしい…。
隣のテント泊の人はまだいたので、予定を聞いてみると、やっぱりピストンらしい。
皆、小屋のスタッフの言う通り、今日中に下山するみたい。
………どうする?!私?!( ̄△ ̄;
悩んだけど、ピストンはせずに北岳山荘まで行くことに。
連休をめいいっぱい北岳に使えるしね…。
白根御池小屋
今日はこの草すべりのコースを行きます。
っていうか、めっちゃ綺麗っすヽ(´ー`)ノ♪
黄金の何とやらに降り立つとかっていう風の谷のナウシカの
ラストを思い出しました。
大変やけど、晴れた日にこういう所を歩けるのだから幸せやな。
前回の八ヶ岳の教訓を活かして、今日の登るペースは
牛歩並みっていうかなりの遅さ。
それでもじわじわ山頂は近づいてくるのは嬉しい♪
こういう何でもない場所にも癒されたりします( ̄ー ̄)v
登り始めて約2時間、植生が変わって視界が開ける。
ここから先はハイマツの中を行きます。
ここへ来て、北岳の紅葉、去年の涸沢より最高〜(≧∀≦)♪
って思ってしまう。
↑涸沢の紅葉の最盛時期を見たわけでもないのに、浅はかなヤツなんです…
でも実際の美しさはこんな写真の比じゃない…
こんなに綺麗な場所なのに一人でいるのが寂しい
↑ダメやな…。
この日も登山者はまだまだ少なかったです。
稜線へ出るとちょっと風が強く、あと段々雲ってきました。
この辺りから、白根御池小屋でテント泊を
していた人達とちらほらすれ違うように。
みんな下山してます。早!(゚Д゚;)
稜線に出てから肩の小屋まで約30分。
この30分が異様に疲れました。Σ(-_-,,;)
軽ーく岩場とかあるし…聞いてないよ!って感じ…
テント泊装備を背負っての岩場はきつい…
自分でも疲れてるな〜と実感。
肩の小屋で長めの休憩です。
小屋のご主人に、今夜から天気荒れるんですよね?と尋ねたら
「そんなに大した事ないやろ〜」
雪が降って完全な冬山になるんじゃないんですか?と尋ねたら
「大丈夫やろ〜雪が降ってもすぐ溶けるよ〜」
と、何ともゆるーい返事。白根御池小屋のスタッフとはえらい温度差。
どっちがほんと?!予報が変わったのかなあ( ̄〜 ̄;)??
ちなみに富士山にはしっかり雲の傘が…。
北岳山頂までは急登が続いたりします。
正直しんどい(==;
曇っているけど、景色がいいのが唯一の救い…。
遠くから赤岳&甲斐駒&肩の小屋
北岳山頂が見えます。あと少し!
本当にしんどい(==;
仙丈ヶ岳
暫らく休憩していたら、どこかで見たおじいさんが登ってきました。
まさかとは思ったけど、昨日白根御池小屋へ行く途中で会った
「バットレス?」と聞いてきたおじいさんでした。
昨日下山したのにまた登ってきてる( ̄□ ̄;)!!
北岳が大好きで、広河原山荘に泊まっては、かれこれ100回以上北岳に
登っているそう。未曾有の北岳好きやな。ちなみに74歳。元気やな!( ̄0 ̄)オオッ!
もちろんバットレスには登っていないと訂正しました…。
寒くなってきたので、北岳山荘へ向かう事にしました。
おじいさんはやっぱり下山するそう。
岩場が続き、しかも下りなのでかなり慎重に下ります。
相変わらず風は強いです。
でも北岳山荘が見えるので気は楽です。
この写真では見えないけど…。
振り返って、真ん中のピークが北岳山頂。
下りながら思った、このコース、テント泊装備を背負って
絶対登りたくない!と(ーー;
振り返ってまた北岳を見ます。
今日はこのままずっと曇りなのかな〜と思ってたら
意外にも青空が。爽やか〜。
でもやっぱり風は強いです。
強風の為、髪を振り乱しながら山荘に到着。
ここでテント泊にするか小屋泊にするか悩む。
天気荒れてテントが飛ばされるのは嫌やし、だからと言って
小屋泊するのももったいない…。
が、受付のお姉さんに「今日は宿泊客が少ないから一人で一室使えますよ〜」と
言われた時点で即決 \( ̄▽ ̄*)/
久しぶりの小屋泊、すっごく快適でした♪
その夜は台風か?!っていうぐらい風が吹き荒れて
テント泊、しなくてよかった♪って心の底から思いました。